コーポレートサイトに導入するCMSの選択は?
コーポレートサイトに導入するCMSの選択について詳しく解説。WordPress、Movable Type、RCMS/Kuroco、Blue Monkey、ShareWithなどの特長を紹介します。
コーポレートサイト構築時は必ずと言っていいほど導入するCMS。
種類は数多くありますが、当社でよく利用しているコーポレートサイトに最適なCMSをご紹介します。
目次
WordPress
「WordPress」はオープンソースのCMSで、世界中での導入数が最も多いCMSです。
当社でも多くのWebサイトに導入していますが、オープンソースが故のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- オープンソースのため無償
- 導入や利用者が多いため、プラグインが豊富
- 導入事例が多く、技術資料が多い
- Webサイトの規模問わず導入可能
- 導入コストが安い
- サーバーの制約が少ない
デメリット
- オープンソースゆえメーカーの直接サポート・保証がない
- オープンソースで高シェアのため継続的に悪意の標的になっている
- 脆弱性が高頻度で発見されセキュリティパッチの配布頻度が高い
上記のようなメリット・デメリットが存在するため、当社では導入するWebサイトの種類を制約しております。
主にはコーポレートサイトへの導入が多く、個人情報や機密情報を格納するコンテンツやサービス(会員サイト、顧客管理、販売管理など)には導入していません。
Movable Type
「Movable Type」は商用パッケージCMSで、国内5万サイト以上に導入されている人気の高いCMSです。
知名度や人気はありますが、こちらもメリット・デメリットはありますのでご紹介します。
メリット
- 有償CMSの中では高いシェアを誇る
- コンテンツ管理という機能に特化しているためコストパフォーマンスは良い
- HTMLファイルとして静的に出力されるため高セキュリティ
デメリット
- 利用料がかかる
- 構築やカスタマイズの情報が少ない
- プラグインは少ない
- 動的仕様のWebサイトには適さない
- コンテンツ数が多いと管理画面が重くなることがある
WordPressと比較されることが多いMovableTypeですが、ネットなどに掲載されている情報量に差があります。
Movable Typeは有償ということもあり、提供元からのサポートを受けることは可能ですが、構築方法やカスタマイズの方法はサポート対象外のため、基本的にはマニュアルなどを見ながら開発することになります。
RCMS / Kuroco
「RCMS」「Kuroco」は株式会社ディバータが提供している有償CMSです。
「RCMS」は導入実績6,000社以上の有名なCMSで「Kuroco」は「RCMS」の進化版のCMSです。
「Kuroco」は「RCMS」の多機能を維持したままヘッドレスCMSとして進化したため、インターフェースなどの柔軟性を特徴としています。
メリット
- 会員機能や問い合わせ、カスタマイズ性の高いDBなどを実装したCMS
- 小規模~大規模まで多様なWebサイトで利用可能
- 豊富な標準機能により他サービスと連携が不要
- 実績が豊富なためカスタマイズに際しても柔軟な対応が可能
デメリット
- 従量課金のため、PVやAPIリクエスト数などが多い場合はコスト高
- 標準で多様な機能が実装されているため、小規模案件にはオーバースペックになる可能性がある
小規模から大規模まで利用可能であり、ディバータ社のサポートを受けることも可能なため、拡張性に優れているCMSです。
小規模からスタートして事業拡大に伴い拡張することも可能なため、Webサービスなど柔軟性を求める企業には最適なCMSです。
BlueMonkey
日本の中小企業で使われることを前提に作られたCMSです。
操作性から規模感、料金プランまで中小企業に寄り添う特徴を多く備えています。
パーツ型のCMSのため、事前に定義されたパーツを組み合わせてページを構築するという特徴を持っています。
メリット
- Webサイト内で利用するパーツが定義されているため、パーツを組み合わせてページ制作・更新が可能
- Webサイト全体がCMS化されるため、エンドユーザーでスピーディな更新が可能
- ノーコードで追加や更新などページの編集が可能
デメリット
- 動的なWebサイトは構築ができない
- 他サービスとの連携は難しい
ShareWith
ShareWithはコーポレートサイト運営に強みを持つ、上場企業への導⼊数No.1のクラウドCMSです。
多様な製品検索、IRサイトの⾃動更新(東証TDnet連携)、SEO対策、公開ワークフローといったコーポレートサイトに求められるさまざまな機能をあらかじめ備えています。
また、全ページをだれでも編集でき、ページ追加も自由にできるため、これまでは制作会社に外注しなくてはできなかった、更新や改修を⾃社内でスピーディに対応することが可能になります。
メリット
- Webサイト全体CMS化やIRサイト機能などコーポレートサイトには十分な機能が実装
- サイト全体を更新可能にするブロックエディタ型CMS
- 上場企業での導入多数
デメリット
- 独自プログラムや外部JSの埋め込みはできない
- 更新はエンドクライアント側で対応する必要がある
- 定義されたパーツをもとに構築するため、インタラクティブなページ構築は難しい
まとめ
CMSは目的のための手段の1つですので、要望にあわせた実装方法を提案させていただきます。
Webサイトの構築やリニューアルなどご相談がありましたら、マザーまでお問い合わせください。